過去のアンケート集計結果
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自作PCについてのユーザーアンケート
需要拡大に求められるユーザー支援
(「INDICATOR」99年8月号掲載分より抜粋)
自作PCに対するユーザーニーズに陰りがみえはじめた。BCN総研が7月に実施した「自作PCについてのユーザーアンケート」では過去の調査結果(98年2月、10月)と比較して自作経験者は着実に増加しているものの、自作に興味を持つユーザーの比率は減少した。また、自作経験者の再作成意欲も減退傾向を示している。自作未経験者は、パーツ相互の相性問題やできあがったPCがうまく動くかなどに不安を感じている。今後、自作需要を伸ばしていくためにはパーツ相互の相性に関する情報開示など、パーツメーカーやショップのユーザー支援策が必要とされるだろう。
[プロファイル(99年7月)]
調査方法:BCNホームページ「DailyBCN」
調査期間:99年7月23〜26日
有効回答:646件
回答者の性別:男性73.6%、女性26.4%
回答者のPC利用歴:3年未満18.7%、4〜6年21.0%
7〜9年10.9%、10年以上49.4%
[プロファイル(98年10月)]
調査方法:BCNホームページ「DailyBCN」
調査期間:98年10月26〜30日
有効回答:975件
回答者の性別:男性77.1%、女性22.3%、無回答0.6%
回答者のPC利用歴:3年以下35.1%、4〜6年18.2%
7〜9年13.9%、10年以上31.1%、無回答1.7%
[プロファイル(98年2月)]
調査方法:BCNホームページ「DailyBCN」
調査期間:98年2月16〜20日
有効回答:1119件
回答者の性別:男性84.4%、女性14.8%、無回答0.8%
回答者のPC利用歴:3年以下30.5%、4〜6年15.7%
7〜9年15.5%、10年以上25.6%、無回答12.7%
今回行なった「自作PCについてのユーザーアンケート」では、自作経験者は20.0%に達した。過去2回の調査と比較すると徐々に自作経験者が増加していることがわかる。だが、「興味があるが作ったことがない」という自作予備軍とみられる回答は98年10月の調査に比べ約13ポイント減少。逆に、「作りたいと思わない」という回答は27.8%と約10ポイントも増加、ユーザーの自作ニーズが頭打ちの状態になっていることが読み取れる(グラフ)。自作に積極的なヘビーユーザーの間で需要が一巡したことからニーズが頭打ちになったもの推測される。
次に、自作経験者に聞いた「自作をした理由」をみると、「スペックが自由に選べる」が27.1%、「低予算で済む」が26.4%、「作るのが楽しい」が24.0%という結果となった(グラフ)。過去の調査と比較すると、「作るのが楽しい」という自作自体を目的にした回答が8ポイント増加していることと、「スペックが自由に選べる」が7ポイント減少していることが目を引く。また、「雑誌の記事に触発されて」、「友人に薦められて」など、新規作成者に多いとみられる理由が減退傾向を示した。このことから、新規需要が減少、経験者の再作成ニーズが中心になってきているものとみられる。
自作経験とPC歴のクロス集計では、PC歴「3年未満」では自作経験者が4.0%にとどまり、「3〜6年未満」で16.6%、「6〜9年未満」で14.3%、「9年以上」では30.0%と、PC歴の長さに比例して自作経験者が多くなる傾向を示した。PC市場の拡大を支えているのが初心者であるという現状からすると、ユーザーの自作ニーズは当面、小康状態が続き、経験者の再作成ニーズがパーツ市場を支えていくものと考えられる。
だが、「再作成の予定」では、「作る予定がある」が29.5%、「作りたいと思う」が43.9%となった(グラフ)。再作成のニーズは依然として高いが、前回調査に比べると「作る予定がある」で3.4ポイント減、「作りたいと思う」で7.3ポイント減となった。これは冒頭に述べたヘビーユーザーの自作需要が一巡したことの裏付けといえる。今後の自作需要拡大には、初中級者の取り込みが必要とされる。自作未経験者に聞いた、「自作する際の不安要素」では、「うまく動くか不安」が39.6%、次いで「パーツ相互の相性問題が不安」が25.2%、「組立て方法がわからない」が15.0%という結果を示した。このことから今後、自作需要を高めるためには、パーツ相互の相性など、自作のための情報提供をショップやパーツメーカーが積極的に行ない、ユーザーを支援していく必要があるといえるだろう。
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