過去のアンケート集計結果
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PCゲームユーザーの増設状況についてのアンケート
ゲームソフトの肥大化で、ユーザーのPC拡張需要高まる
(「INDICATOR」99年6月号掲載分より抜粋)
PCゲームソフトは、最新のマシンスペックを前提に開発されているため、数世代前のPCで快適にプレイするためには、何らかの拡張を施すことが必須となっている。今回、実施した「ゲーム目的のPCの拡張(増設)状況について」のユーザーアンケートでも、ゲームをプレイするユーザーのほぼ半数の46.1%がメモリを増設しているほか、ハードディスクの増設や、本体の買い換えを行っている。ゲームソフトは、より高画質でリアルタイムな映像、音響表現へとエスカレートしつづけ、今後もゲーム目的の増設需要は安定して続くものと考えられる。だが、肥大化するゲームソフトについて、ユーザーからは「いつ、どの程度のハード増設をすれば効率的か判断するのが難しい」などの困惑した声が高まっている。
■人気ソフトの半数でPentium166MHzが必須条件
パズルゲームなどを除いたPCゲームソフトの人気商品の動作スペック(表)をみると、20製品中10製品が、「Pentium166MHz以上」を必須とし、さらに8製品は「Pentium200MHz以上」を推奨していた。Pentium200MHz搭載のPCは98年前半に発売されたものが多く、現在の人気ゲームを快適にプレイするためには最低でも1年以内に発売されたPCが必要といえる。また、メモリについても、64MBを推奨するソフトが多い。HDDについては、バラツキがあるが、多いものでは1.4GBを推奨しているソフトもあった。
最近のPCゲームは、グラフィックスの高画質化、サウンドの高音質化、ネットワークによるマルチプレイヤー対応などが進み、プログラムの容量が肥大化している。そのため、最新のゲームをプレイしたいユーザーは常にハードの増設を余儀なくされている。では、肥大化するゲームソフトは、ハードウェアの増設需要にどのくらいの影響があるだろうか。今回、実施したユーザーアンケート(調査期間:99年5月27〜31日、有効回答件数:1081件、調査方法:BCNホームページ「DailyBCN」)の結果をみてみよう。
■半数弱を占める「メモリ増設」経験者
市販ゲームソフトを利用する回答者を対象に、「ゲームを快適にプレイすることを目的として増設・購入した機器」について聞いた(グラフ・複数回答)。その結果、「メモリ増設」が46.1%でトップとなり、続いて「(ゲーム用)コントローラー購入」(31.7%)、「HDD増設」(30.4%)、「グラフィックスカード増設」(20.7%)という順になった。現在の市販ゲームには、リアルタイム3Dグラフィックス表示などの演出効果が多く取り入れられており、これをストレスなく表示させるためには、大容量のメモリやHDD、3Dグラフィックスカードが必須となっていることが要因だ。
また、「本体買い換え」が19.8%で、「CPU買い換え」(15.5%)や「クロックアップ」(14.3%)を上回っていることも興味深い。以前に比べればCPUなどのパーツが購入しやすく、また本体の改造も簡単になった。とはいえ、「ある程度の技術力を必要とする上に、失敗したときのリスクが高い、改造よりはPC本体の買い換えの方が効率的だ」と考えるユーザーが多いことも事実だ。また、ユーザーからはゲームソフトの必要スペックが高まり続けていることについて、「常に新しいゲームをプレイしたいが、所有しているPCの拡張だけでは対応しきれない。どのタイミングでPCの拡張を諦めて本体を買い換えるべきか常に悩んでいる」など、困惑の声もあがっている。
■増設経験者はアダルト、スポーツゲームに集中
「ゲームを快適に利用することを目的として増設・購入した機器」と「好きなゲームのジャンル」をクロス表にして、増設比率の高いジャンルをみると(表)、ほとんどの機器で増設経験者が多いのが「アダルト」で、次いで、「スポーツ」という結果になった。特に「本体買い換え」では、他のジャンルが20%台にとどまっているのに対し、アダルトゲームユーザーは40%にまで達している。2〜3年前まで、人気の高いアダルトゲームソフトはPC-9801シリーズ専用がほとんどであったが、97年頃から主力がWindows用に一気にシフトした。そのため、この時期を境に本体をDOS/Vに買い換えたユーザーが多いことが調査結果から読み取れる。
また、「スポーツ」では、「グラフィックスカード増設」が他のジャンルに比べて高い。スポーツジャンルに含まれているレーシングゲームが、他のゲームソフトに比べて高速な描画を必要とすることが要因と考えられる。また、「LANカードの増設」、「モデムの増設」も24.4%で最も高い数値となっている。最近のレーシングゲームでは、他のプレイヤーとのネットワーク対戦プレイ機能を装備したソフトが多いためだ。
■今後はネットワークゲームが通信関連機器市場の引き上げに貢献
PCゲームソフトはゲーム専用機ソフトとの競争が激しい。そのため、ゲーム専用機に慣れたユーザーを満足させるために、より一層のグラフィックス描画、サウンド再生機能が必要になってくる。このことからも、PCゲームの肥大化は今後も続き、PCゲームユーザーの拡張需要は高まっていくものと考えられる。特にネットワーク対戦機能は、熱心なゲームユーザーの間では、当然の機能として認知されつつある。現在は電話料金の高さがネックとなっているが、NTTが今年度中にデータ通信関連の料金を大幅に引き下げる見込みであるため、これが実現すればゲーム専用機に限らずPCゲームにおいてもネットワーク対戦プレイが爆発的に普及、モデムやLAN関係の周辺機器の需要を引き上げる牽引剤となる可能性がある。
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