過去のアンケート集計結果
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「自作PC用パーツについて」のユーザーアンケート
(「CompuWatch for Storage」98年11月号掲載)
自作希望者の4分1がIBM製HDDを希望
自作PC経験者(以下、経験者)と、自作に興味があるユーザー(以下、未経験者)を対象に「自作PCに使用するパーツ」に関するアンケートを実施した。その結果、(1)HDDについては経験者の50%弱が「Quantum」を使用しているが、未経験者の希望では「IBM」が「Quantum」を抜いてトップとなった、(2)経験者が現在利用しているCPUは、300MHz以上の高速タイプが中心である、(3)未経験者はCPUの重視項目で「速度」を重視しているが、実際にどのCPUを使いたいかでは、200〜300MHzが中心となった、(4)パーツの重視項目では全体的に未経験者のほうが「トラブル」の有無を重視する傾向にある、ことなどがわかった。
[ユーザーアンケートのプロファイル]
調査方法:BCNホームページ「DailyBCN」
調査期間:98年10月26日〜30日
有効回答:975件
回答者の性別:男性77.1%、女性22.3%
回答者のPC利用歴:3年未満35.1%、4〜6年18.2%、7〜9年13.9%、10年以上31.1%
回答者のPC自作経験:経験あり16.7%、興味はあるが作ったことはない65.3%、興味なし17.2%
経験者には現在所有している自作PCのスペックについて(複数台所有者は一番新しく製作したものを対象)、未経験者には今後自作する際のスペックについて聞いた。
HDDメーカーについては、経験者(グラフ)では「Quantum」との回答が46.3%と2位の「IBM」に大差をつけた。しかし、未経験者(グラフ)では、「IBM」が26.5%、「Quantum」が23.9%とわずかな差ではあるがトップが逆転している。この要因としては「一時期は、Quantum製ベアドライブの性能に高い評価があったが、現在は他社のベアドライブも性能が上がっているためQuantumの優位性が薄れた」、「8GBを超える大容量モデルにおいては、IBMが最も安定している」などの見解を示すショップやユーザーが多い。
また、HDDメーカーで目立つのは経験者の現状では3%台にとどまっている「I・Oデータ」や「メルコ」が、未経験者の希望では上位に登場していることだ。両社とも外付けHDDでは安定したシェアを獲得しているメーカーであり、未経験者にとっては、ベアドライブメーカーよりも知名度があるためだと考えられる。
経験者で4.9%となった「Maxtor」は、未経験者では上位から漏れた。これについてショップでは「一時期、積極的な価格攻勢で一気に普及していた。しかし、その後、トラブルがあったことが災いして、ユーザーの評価が低下した」との見方が強い。
HDD容量は、経験者(グラフ)では4GB未満〜8GB未満の広範囲に回答が分散した。一方、未経験者(グラフ)では「4GB未満」が25.6%と高い比率を示すが、全体的な傾向はほぼ経験者と同様の結果となっている。
CPUについては経験者(グラフ)では「PentiumU450MHz」が22.1%となるなど、上位に登場するのは300MHz以上の高速周波数タイプがほとんどであった。これに対し、未経験者(グラフ)では「AMD K6-U300MHz」など、200〜300MHzが中心。
だが、「パーツ選択にあたって重視したいこと」では、「CPUの速度を重視」という回答が、経験者(グラフ)で27.8%であったのに対して未経験者(グラフ)では51.2%と、未経験者ほどCPUの速度を重視するという相反する結果がでている。これは、「CPUに速度を重視」と回答した未経験者が、現在使用しているメーカー製PCのCPUを基準に速度を考慮し、それを上回る速度であることを重視しているものと思われる。また、HDD、メモリ、マザーボード、グラフィックカードについては、全体的に、経験者は未経験者に比べてより「価格」を重視していることがわかる。逆に、「トラブル(が少ない)」ことを重視しているのは経験者よりも未経験者の方が多かった。これは、経験者のほとんどが「実際に自作してみたところ、思ったほどトラブルが発生しなかった」ことで、次に製作する際にはより価格を安くあげることを重視し、逆に未経験者は「最初に作るPCは、若干コストが高くついても確実に動作する」ことを重視しているためであると言える。
各パーツごとに傾向を見ると、グラフィックカードでは経験者、未経験者ともに「トラブル」を重視する回答者が多かった。グラフィックカードについては、「各社から多数の製品が出回りユーザーの選択肢が広がっているが、裏返せばそれだけマザーボードなど他のパーツと相性の問題が発生しやすいということだ。また、海外ブランドの中には粗悪品が含まれている可能性も高い」との意見もある。これが、自作の経験の有無に関わらずトラブルを重視するユーザーが多い結果に結びついている。
メモリでは、経験者で66.0%、未経験者でも50.1%が「価格」を重視すると回答。「最新」を重視するとした回答は、今回項目に上げたパーツの中では最も低い数値となった。
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