過去のアンケート集計結果
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PCユーザーと販売店が見る「iMac」
(「月刊BCN」98年11月号掲載)
デザインで女性に高い評価、購入意欲も高く
PCユーザーと販売店を対象に「iMac」に関するアンケート調査を実施した。その結果は、@iMacは、男性よりも女性がデザインを高く評価、購入意欲も高い、A「iMacと同等のデザインのWindowsマシン」が仮に発売されたとしても、購入意欲はiMacよりも低く、ユーザーは「iMacのデザインはアップル製品だからこそ」と考えている、ことがわかった。
[ユーザーアンケートのプロファイル]
調査期間:98年9月18日〜22日
有効回答:794件性別:男性73.2%、女性25.9%、無回答0.9%
PC利用歴:0〜4年44.5%、5〜9年25.4%、10〜14年16.8%、15年以上13.3%
[販売店アンケートのプロファイル]
調査期間:98年9月14日〜30日
有効回答:68件
iMac取り扱い:取扱中9.9%、取り扱いたいが取り扱えない67.6%、取り扱い予定無し22.5%
PCユーザーに対しての設問で「iMacを知っているか」では、「知らない」との回答は2.0%にとどまり、iMacの知名度が高い結果となった。Windows98と並ぶ、98年夏季商戦の目玉商品としてPC専門誌にとどまらず、一般情報誌や新聞などで積極的に取り上げられたことが認知度の上昇に寄与している。
iMacのデザインについて、「形」、「色」、「透明感」、「全体像」の4項目に分け、それぞれを「非常に好き」(5点)から「非常に嫌い」(1点)の5段階で評価してもらった(グラフ)。全回答者を平均すると、「形」3.82点、「色」3.85点、「透明感」3.92点で、全ての項目において「どちらともいえない」となる3点を上回った。「全体像」の評価では3.92と「好き」の4点に近い結果となっており、独特の斬新なデザインがPCユーザーに広く受け入れられていることがわかる。また、性別で見ると、全項目について女性の方が男性よりも評価が高い。特に「透明感」では、男性が3.83点であるのに対し女性は4.17点で、スケルトンボディが女性に好意的に受け止められている。
iMacを購入していない回答者を対象に、「iMacを欲しいと思うか」(グラフ)を聞いた。全体では、「非常に欲しい」が14.9%、「欲しい」が28.9%で合計すると40%強の回答者に購入意欲があるとの結果となった。
これを性別ごとにみると、「非常に欲しい」と「欲しい」の合計では、男女差はほとんど見られないが、「非常に欲しい」だけで見ると男性より女性の方が3.7ポイント高い。また、「欲しいと思わない」、「絶対に欲しくない」の合計では、男性の28.6%に対して女性は20.0%と低い結果となった。先にあげたデザイン評価で女性からの評価が高いことが、購入意欲の高さに結びついている。
BCN MarketViewによると、iMac発売以来、一カ月間の販売データ(グラフ)では、iMacは従来のデスクトップPC(DT)販売台数に上乗せする形で推移している。
PCユーザーの職業別に見た「iMacを欲しいと思うか」(グラフ)で「非常に欲しい」と「欲しい」を合計すると、「自営業」や「専業主婦」の購入意欲が高く、逆に「PC技術系会社員」や「学生」ではやや低い。「PC技術系会社員」は、仕事でWindowsを利用しているケースが高く、自宅でも同じ環境でPCを利用したいと考えている回答者が多いことが要因となっている。
「iMacを購入するとしたら比較検討する機種」(グラフ)をフリーアンサーで聞いた。これをタイプ別に分類すると、「Windowsデスクトップ」が33.9%、「Macintoshデスクトップ」が19.9%となった。また、9.5%が「比較対象なし」と回答していることも興味深い。「iMacは特殊な製品であり、他のPCとは比較できない」との意見もあがっている。グラフには現れていないが、比較機種を細かく見ると「VAIOシリーズ」を比較機種としている回答が目立つ。これは「VAIOは、Windowsマシンの中でも、製品コンセプトや筐体デザインが特徴的で、iMacに匹敵するだけの斬新さを持っている」と見る回答者が多いためだ。
今回のアンケートではiMacと同等のデザイン、性能をもつWindows98マシンが発売されたと仮定しての質問も実施、PCユーザーの反応を抽出している。「iMacと同等のデザイン、性能のWindows98マシンを欲しいと思うか」(グラフ)では、「非常に欲しい」と「欲しい」の合計は33.0%となった。iMacの購入意欲と比較すると約10ポイント少ない。「斬新で特徴のあるデザインは、ホームに特化したアップル製品ならではのもの。Windowsマシンとしては似合わない」と判断しているユーザーが多いことが要因だ。
販売店を対象にした同様のアンケート「iMacと同等のデザイン、性能のWindows98マシンは売れると思うか」では、「非常に思う」と「思う」の合計は45.0%であった。ただし、これをiMacの取り扱い状況別にクロス集計(グラフ)すると、「非常に思う」と「思う」の合計が最も多かったのは「取り扱いたいが取り扱えない」ショップであった。「取扱中」のショップと「取り扱いの予定はなし」のショップでは、「思わない」と「まったく思わない」との意見が多かった。実際にiMacを販売している店舗では、ユーザーと同様に「斬新なデザインはアップル製品以外には似合わない」との見方を示し、iMacを販売する予定のないショップは「そもそも、iMacのデザインはPC向きではない」と判断していることが結果にあらわれている。
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