第10回総研アンケート結果(その2)訪販系ディーラーの見る「SBS」
関心は高いが、「積極的に販売」は27.8%にとどまる
マイクロソフトがSOHOを対象にした小規模ネットワークサーバソフト「BackOffice Small Business Server4.0」(以下SBS)を発売した。これについて、訪販系ディーラーへのアンケートを行った(調査期間98年4月10日〜16日、有効回答36件)。
「SBSを知っているか」(グラフ)では、「良く知っている」、「多少は知っている」が合計で80%を超えた。「SBSに関心があるか」(グラフ)でも、「非常に関心がある」、「多少は関心がある」が合計で90%を超えている。SBSに対するディーラーの関心は非常に高いとの結果となった。これに呼応して、「SBSを販売したいか」(グラフ)では「積極的に販売したい」が27.8%、「ニーズがあれば販売したい」が58.2%と合計して80%以上が販売意欲を示している。ただし現状ではユーザーの反響を見てから取り扱いを考えているディーラーが多いという結果となった。
「メーカーやディストリビューターからの情報提供があるか」(グラフ)との設問では、16.7%が「全くない」と回答、「あまりない」も22.2%に達している。「SBSは25クライアントまでの企業に適したサーバであるという話は知っている。だがこれ以外の内容については良くわからない」という声もあり、ディーラーへの情報提供がまだ十分ではなく、これがSBSの取り扱いに慎重になっている要因の一つと考えられる。
■小規模オフィスのネットワーク導入は活発化
「SBSの登場で、小規模オフィスのネットワーク導入は活発化するか」(グラフ)では、ちょうど半数が「やや活発化する」と回答、「かなり活発化する」も16.7%となった。従来のBackOffice製品と比較して、価格が安く、ネットワークの設定も簡単で、これまでネットワークを導入していなかった中小企業に売り込めるとディーラーは判断している。これは、「SBSの販売ターゲットは従業員何人規模の企業だと考えるか」(グラフ)で、45.7%が「20人未満」と回答していることからも読みとれる。
「SBSの対応アプリケーションの数は充分か」(グラフ)では、「やや不足」、「かなり不足」が合計で過半数となっている。まだSBSが立ち上がったばかりの製品であるためだが、「有力な業務ソフトメーカーのアプリケーションが対応していないと、顧客へのアピールが難しい」など、早急に対応ソフトを増やして欲しいとの意見が多かった。
■店頭での取り扱いは消極的
マイクロソフトは今回のSBSを訪販系ディーラーだけではなく、店頭でも積極的に販売するとしている。今回、店頭販売店にも「SBSを取り扱っているか」(グラフ)を聞いた(調査期間98年3月25日〜4月10日、有効回答16件)。アンケート取得時点において、SBSを販売している店舗は「積極的に取り扱っている」と「サンプル程度に取り扱っている」を合計しても37.4%と半数にも満たなかった。「取り扱う予定がある」とした店舗では、「単価が高いので在庫は持たないが、ユーザーから注文があれば取り寄せで対応する」など、訪販系ディーラー同様、ユーザーの様子を見てから取り扱いを決めるとしている店舗が多い。「取り扱う予定はない」も30%を超えたが、その理由として「サポートする余裕がない」とした店舗もあった。パッケージ化された商品であるとはいえ、ワープロソフトなどのビジネスソフトなどと内容が根本的に異なるため、専門のスタッフがいないと販売した後の問い合わせに対応できないことが要因だ。また、「顧客層が全く違う」などの声もあり、SBSは店頭販売向けの商品ではないとの判断も多かった。
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